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≡女房と双六に興じる玉鬘≡
こちらは等身大のお人形です。女房と双六に興じる玉鬘(たまかずら)。鮮やかな赤色の表着(うわぎ)に 山吹重ね(やまぶきがさね)の細長(ほそなが)を身に着けております。よく見れば立て膝をしていますね。それに細長の帯に扇を挟んでいます。
玉鬘の後ろには背の低い几帳(きちょう)が引き寄せてあり、その帳(とばり)が少し円座(わろうだ)にかかっています。野筋(のすじ)がなぜか鈍色(喪の色)です(^_^;)。
≡女房の後ろ姿≡
女房の後ろ姿です。長々と引いた裳が美しいです♪こうして見ると、重ね袿より裳はもうんと長いのですね。座っているから余計にそう見えるのかもしれませんが。それにしても華やかな彩りです♪この時代の建物はそれ自体にあまり色彩がなく、調度類も黒漆をかけたモノトーンなので、その代わりに衣類や布類が華やかになったのかなぁ…などと考えたりします。
≡双六≡
上掲2枚の写真に写っている双六をアップにしてみました。イラストを描く時の参考にしようと思って撮りました。イラスト描きのみなさま、参考になります?(^_^;)
当時の双六は現在の物とは遊び方が違っていたそうです。小学館の「源氏物語図典」によると、
(前略)二人が相対し、それぞれ十二枠の陣を示した双六盤を用い、盤の上に白黒の石(駒)を並べて、相対する二人が交互に二個の「賽(さい)」を「筒(どう)」に入れて振り出し、目の数だけ石を進めて、先に全部の石を敵陣に送り終えたほうを勝ちとする盤上遊戯。(後略)
だそうです。バックギャモンに似ているそうなのですが、私はバックギャモン自体を知らないので具体的なイメージが湧きません(T_T)。ここに写っている双六の駒は各15個ずつになっていますが、6個ずつ、12個ずつと諸説あるそうです。
光源氏(前)
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≡光源氏(前)≡
うつむき加減の源氏の君です。座り姿を想像で描くのは大変難しいので写真に収めてきました。え〜っと…この装束は何でしょう…?男性の装束はまだきちんと描いたことがないので、女性の装束以上に不案内です(T_T)。間違っていたら申しわけありませんが、たぶん冬の直衣(のうし)で 桜重ね(さくらがさね)なので「桜直衣」です。桜直衣は紅梅直衣とも言うそうなのですが区別がよくわかりません。裏の赤みの違いかなぁ?
光源氏(後ろ)
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≡光源氏(後ろ)≡
上の源氏の君の後ろ姿です。座り姿を後向きに描く…これも非常に難しいので参考に撮りました。ところでこの頃の衣装の生地の厚さというのはどのくらいなのでしょうか?風俗博物館で再現されている衣服や源氏物語の映画などで見る衣装の生地はかなり薄そうに見えます。それに表面がとても滑らか。何枚も重ねて着るものだからきれいに着れるように薄くしているのでしょうか?
光君と私
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≡光君と私≡
お目汚しで申しわけない(^_^;)。光源氏の隣に座ってちゃっかり写真に収まっているのは私です。係の女性の方が袿を貸してくださって「これで源氏さまと記念写真をお撮りなさいね」と言ってくださったのです。でも他にも見学の方がいらっしゃったので「今回はやめておこう」と心の中で思っていたのですが、「まさか恥ずかしいわけじゃないでしょう?」と突っ込まれてしまいました(^_^;)。
というわけでこのような写真が残っています。今となっては良い思い出です(^_^)。
琵琶
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≡琵琶≡
ご覧の通り琵琶は弦楽器です。琵琶といえばぱっと思い出すのが明石の上。琵琶の名手だそうですね。六絛院で開かれた女楽でも琵琶を担当しています。源氏が師匠としていばれない唯一の女(ひと)(^_^)。ちなみに占いサイトで見つけた源氏占いでは、私は明石の上タイプと出ました(^_^;)。てっきり弘徽殿大后(こきでんのおおきさき)が出ると思った…(^_^;)。
後ろにちょろっと見えているのは角盥(つのだらい)です。当時最も一般的に使われていた盥(たらい)だそうです。
茵(しとね)
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≡茵(しとね)≡
御帳台(みちょうだい)って天蓋付のベッドに似ている…。ところで御帳台の中ってどうなっているのか、興味ありません?実はこんな風になっています。近い場所から撮った写真なので茵(しとね)しか写っていませんが、下の鏡の写真もご参考の上全体像をご想像くださいまし。
茵は座蒲団のことです。写真は高貴な方々用の茵です。官庁などで使用される茵は薦(こも)製だそうです。
御帳台の中の鏡
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≡御帳台の中の鏡≡
小学館の「源氏物語図典」によると、御帳台の
(前略)帳の中には東・南・西に几帳を立て、几帳の高さまで帳を巻き上げる。中央に表筵を敷き、上に竜鬢地敷(りゅうびんじしき)を敷いて、さらに茵を重ねる。四方の柱には肘金(ひじがね)を打ち、前方の左右の柱には水気除けの呪として犀の角または角形の木を掛け、後方の左右の柱には魔除けの八稜鏡(はちりょうきょう)を掛ける。(後略)
そうです。ということは、写真は魔除けの八稜鏡(はちりょうきょう)ですね♪水気除けの犀の角あるいは角形の木があったかどうかは、残念ながら気がつきませんでした(T_T)。
空蝉(うつせみ)
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≡空蝉(うつせみ)≡
ここからは1/4スケールの展示になります。
これは尼姿の空蝉です。清らかに美しい装束ですね♪この時展示されていた女君の衣装は、お正月のために源氏がそれぞれ似合いそうな衣装を選んだ、例の衣配りの衣装に基づいていました。源氏は空蝉のために、青鈍色(あおにびいろ)の重ね(かさね)の上着と自分用の衣装からくちなし色と薄い紫色の重袿(かさねうちぎ)を選んであげたのでした。青系に黄色と薄紫色がポイントに入ったことによって、辛気臭さが消えて華やかになっています。源氏の色彩感覚はすばらしいです♪
空蝉(うつせみ)
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≡空蝉(うつせみ)≡
ここは庇の間です。几帳を立てて細かく仕切り、たくさんの女性たちの座所となっております。
空蝉は几帳を引き寄せ、畳の上にうつむき加減に座っています。短く尼削ぎにしたお髪(ぐし)と白い袈裟が出家した身の上を物語っております。
階(きざはし)
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≡階(きざはし)≡
階(きざはし)とは階段のことです。これもイラストを描く時の資料になるかと思い撮った写真です。寝殿の正面の階は通常5段で高欄がつきます。(写真では紫の上が写っていますが、彼女が住んでいたのは春の御殿の東の対で寝殿ではありませんでした。寝殿は源氏専用、女三の宮降嫁後は宮の居所になります。)写真にはありませんが、階の上には屋根が張り出していて、この屋根のことを階隠(はしがくし)といいます。
明石の姫君と紫の上
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≡明石の姫君と紫の上≡
庇の間で 桜重ねの細長の右袖を抜いて座っているのが明石の姫君です。明石の上と源氏の間に生まれた姫君で、生母の身分の低さが将来の障りになることを憂えた両親によって、紫の上の養女とされました。奥の母屋の中にすわっているのが紫の上です。端正なたたずまいですね(^_^)。紫の上のお召し料は 紅梅重ねで紋がはっきりと浮いた葡萄(えび)染めの小袿(こうちぎ)と今様色(流行色、ここでは紅色)の袿です。
明石の姫君の裳着
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≡明石の姫君の裳着≡
こちらは明石の姫君の裳着の模様です。裳の腰結い役はなんと秋好中宮です。写真が小さくてわかりにくいですね。なんだか外から覗き見している気分(^_^;)…。
ここでは黒塗りの格子を上げております。(格子と蔀(しとみ)の区別がよくわかりません。通常、格子は裏張りがないのですが、蔀の様に裏に板や紙を張った物でも格子と呼ばれている例があるそうです。「源氏物語」の中では、蔀は落ちぶれた方々の住いでしか描写されていないそうで、このあたりが違いかなぁ…と思ったりもし…。)
女房たち
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≡裳着の式に参列する女房たち≡
奥で両手を広げて立っているのが明石の姫君です。居並ぶ女房たちの様子の重々しいこと。自分も参列しているような臨場感がありませんか?「それにしてもこんなに遠くからでは、姫君の御様子がよく見えないわ。でもこんな晴れがましい儀式に参列できるだけでも私は幸せ者よね。それもこれも六絛院さまの御威光が優れていらっしゃるおかげ…」なんて考えているのでしょうか(笑)。
女房たち
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≡裳着の式に参列する女房たち≡
おやおや、一番手前の女房は余所見をしていますね(^_^;)。何か用事でも頼まれたのでしょうか。「こんな大事な儀式の最中に声なんてかけないでよね」ってぶつぶつ言ってたりして(笑)。
こうしてみると母屋の奥は(明石の姫君のいる場所ですが)本当に奥まっていて昼でも暗いんじゃないかと思われますね。写真は照明が当たっているので明るく見えますが、実際は昼でも灯火が必要なのではないでしょうか?
渡殿
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≡渡殿(わたどの)≡
渡殿(わたどの)は寝殿と対の屋をつなぐ部位のことです。形や呼び名は様々です。この部位全体を渡殿、そのうち女房が座っている反った部分を反橋(そりはし)といいます。
女三の宮
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≡女三の宮≡
記憶があやふやで申しわけありません。猫がいるので女三の宮の写真だと思うのですが、ひょっとしたら秋好中宮かもしれません。う〜ん、でもこんなに人に見られやすそうな端近に不用意にいるところを見るとやっぱり女三の宮かも(^_^;)。
明石の上
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≡明石の上と双六に興じる女房たち≡
奥に座って女房たちを眺めているのが明石の上です。明石の上のお召し料は、梅の折り枝に蝶や鳥が飛び交っている唐風の白い小袿に、濃い紫色を重ねた高貴で美しい重ねです。源氏が明石の上のためにこれを選んだのを見て、紫の上はひどく心を乱したのでした。
女房たちは双六に興じています。勝負はかなり白熱している模様。たしなみが深く上品な明石の上に仕える女房たちですから、勝負に夢中になっていても黄色い声を上げたりはしなかったでしょうね。(これが女三の宮あたりの女房だとかしましくてしょうがなさそうだけど(^_^;)。)
末摘花
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≡末摘花(すえつむはな)と女房≡
奥に座っているのが末摘花(すえつむはな)です。鼻の先がちょっぴり赤いのがおわかりになりますか?手前はたぶん女房です…が、一応主人(末摘花)の前なのにこんなに着崩していて、しかも見たところ裳を着けていないようなので、本当は女房じゃないのかもしれません(^_^;)。でも高貴な女人がこんな露わな場所に居るというのもちょっと解せないのですが。
ちなみに末摘花のお召し料は、柳の織物で唐草を乱れ織りにしたものです。よく見れば右袖を抜いております。このなまめかしい衣装を選んだ時、源氏は末摘花の人柄の潤いのなさと衣装の不釣合を思い浮かべてくすりと笑っております。(←こんなところがいぢわるですね(^_^;)。)
柏木?
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≡柏木?≡
女三の宮への恋を思い詰めて伏せる柏木(かしわぎ)…だと思うのですが、記憶が定かではありません(^_^;)。あるいは違う人かもしれません。
風俗博物館の展示では、片袖を抜いたり懐手をしたりと、着崩した物が多いのですが、衣紋をきっちり繕うのではなく実際崩して着ていることが多かったそうです。座る時には立て膝、女性でもそうだったそうです。
管絃の遊び
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≡管絃の遊び≡
写真がブレていて見づらくなっています。ごめんなさい。
これはどういう場面でしたでしょうか…。源氏物語の中のどの管絃の遊びが再現されていたのか覚えておりません(^_^;)。記憶が鮮明なうちにメモを取っておけばよかったと後悔しております。それはともかくとして、手前の男性は琵琶を弾いています。奥の男性は和琴(わごん)を弾いています。
管絃の遊び
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≡管絃の遊び≡
こちらも管絃の遊びです。背中を向けている殿方3人は笙や笛などを吹いていると思われます。
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